クッカーは容量帯で決まる
クッカーの重さは、ほぼ容量と素材で決まります。形の工夫で削れる余地は小さい。 だから先に「何ml要るか」を決める。袋麺と湯沸かしだけなら500ml台で足りますし、 米を炊いたり2人分を作ったりするなら750ml以上が要る、というのが容量の決め方です。
| 容量帯 | 用途の目安 | 件数 | 中央値 | 収録最軽量 | チタン比率 | チタンの中央値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜500ml | カップ。湯を沸かして注ぐだけ | 44 | 52.5g | 15g | 86% | 51g |
| 500〜750ml | ソロの湯沸かし・袋麺 | 24 | 83.5g | 42g | 92% | 83.5g |
| 750〜1000ml | ソロで調理もする | 26 | 130g | 79g | 85% | 125.5g |
| 1000ml以上 | 2人以上・雪を溶かす | 34 | 205g | 130g | 50% | 159g |
素材で見ると、収録の大半はチタンです。チタンは1Lあたり144g(99件)、アルミは1Lあたり270g(11件)、ステンレスは1Lあたり238g(5件)。アルミは熱の伝わりが良く焦げにくい代わりに重く、ステンレスはさらに重い。 UL帯を狙うならチタン一択ですが、米を炊くならアルミの薄手のほうが失敗しにくい、 というのが定説です。件数が少ないので、アルミとステンレスの数字は目安にとどめてください。
ストーブは燃料で桁が変わる
ストーブ本体の重さは、燃料の種類でほぼ決まります。 ガスは圧力を扱う。だからバルブとねじ込み部が要り、火力を出すためのバーナーヘッドも要り、 それだけで100g前後になる。アルコールと固形燃料は「燃やす器」だけなので、数十gで済みます。
| 燃料 | どういうもの | 件数 | 中央値 | 収録最軽量 | 公表出力 |
|---|---|---|---|---|---|
| OD缶ガス | アウトドア用のねじ込み式ガス缶。最も一般的 | 39 | 178g | 45g | 2,700W(19) |
| CB缶ガス | 家庭用カセットガス。安いが缶が重く寒さに弱い | 5 | 195g | 175g | 2,100W(5) |
| アルコール | 燃料用アルコールを燃やす。構造が単純 | 9 | 34g | 13g | 1,150W(3) |
| 固形燃料 | 固形燃料を置いて燃やす。五徳だけ | 3 | 13g | 11.5g | — |
| 薪 | 小枝を燃やす。燃料を持たない | 11 | 210g | 85g | — |
本体だけ見ればアルコールが圧勝です。ただし、この表に燃料の重さは入っていません。 ガスは缶ごと持ち、アルコールはボトルで持つ。日数が延びるほど燃料の差が本体の差を食っていき、 火力が弱いぶん沸かす時間も長い。本体の軽さは、1〜2泊で最も効きます。 長期になるほど差は縮まる。
データから拾った製品例
ソロの湯沸かしを想定して、500〜750mlのクッカーと、ガス・アルコールそれぞれの最軽量ストーブを 集計から拾いました。最軽量のクッカーは板厚が薄く、取っ手が無いものもあります。
容量と燃料で絞って探す
クッカー一覧は容量と素材で、ストーブ一覧は燃料で絞り込めます。クッカーの中にストーブとガス缶が収まるかは製品ページの収納サイズで 確かめてください。全体の中で調理系がどれだけ削減余地を持つかは何から軽くするかにあります。
