R値の帯×構造で見る
R値は地面からの冷えをどれだけ遮るかの指標で、大きいほど暖かい。 3シーズンならR2.5〜4.5、雪の上ならR4.5以上、というのがおおまかな目安です。 問題は、そのR値をどの構造で稼ぐか。空気の層で稼ぐのか、フォームの厚みで稼ぐのか、 あるいはその両方を抱えるのかで、同じR値でも重さがまるで違ってきます。
| R値 | 季節の目安 | エアマット | フォーム | 自動膨張 |
|---|---|---|---|---|
| R2.5未満 | 夏・低山 | 472.5g(32) | 315g(24) | — |
| R2.5〜4.5 | 3シーズン | 585g(42) | 556g(5) | 845g(24) |
| R4.5以上 | 積雪期 | 602.5g(64) | 1.25kg(3) | 2.50kg(16) |
夏だけならフォームが最軽量です。R2.5未満でフォームの中央値は315g、エアマットは473g。ところがR値を上げていくと様子が変わります。フォームは厚みでしか断熱を稼げないので、 R値を倍にしたければ厚さも倍にするしかなく、急に重くなってR4.5以上ではほぼ収録がありません。 エアマットは違う。中に断熱材や反射層を入れて稼ぐので、R値が上がっても重さがあまり増えない。 自動膨張はフォームと空気の両方を抱えるぶん、どの帯でも最も重い構造です。
| 構造 | どういうもの | R値1あたり |
|---|---|---|
| エアマット | 息や袋で空気を入れる。畳むと小さい | +24.1g |
| フォーム | 発泡素材の板。膨らませる手間も穴の心配も無い | 件数不足(24/3) |
| 自動膨張 | フォーム入りのエア。バルブを開くと自然に膨らむ | 件数不足(2/16) |
軽さの代わりに何を引き受けるか
エアマットが軽いのは、構造が薄い袋だからです。薄い袋は穴が開く。 パンクすれば断熱も寝心地もその場でゼロになるので、修理キットは必ず持つことになります。 フォームは穴が開かない。休憩時に敷く座布団にもなる。重い自動膨張には、寝心地と信頼性がある。 表の重さは「エアマットを選ぶ代わりに、穴のリスクを引き受ける」という交換条件つきの数字です。
データから拾った製品例
夏のフォーム、3シーズンと積雪期のエアマットについて、最軽量と中央値付近を集計から拾いました。 最軽量のエアマットはショート丈やミイラ型が多い。長さと幅は製品ページで確かめてください。
R値と構造で絞って探す
マット一覧ではR値と構造で絞り込めます。まず行く季節でR値の下限を決める。次にその帯の中で構造を選ぶ。 最後に軽い順に見る。この順番なら、寒くて眠れないマットを軽さだけで選んでしまう失敗を避けられます。
