マットはR値を1上げると何g重くなるか——エア・フォーム・自動膨張で違う

公開 2026-09-09PR 本記事には広告(楽天アフィリエイト/Amazonアソシエイトのリンク)を含みます

冷気の上に並ぶエアマット、フォームマット、自動膨張マットと暖かさを比べる登山者のゆるいクレヨン風イラスト
断熱を上げると重くなる。その増え方は構造で決まります。収録マット212件を エアマット・フォーム・自動膨張に分けてR値の帯ごとに並べると、積雪期のR4.5以上で エアマットの中央値は602.5g、自動膨張は2.50kg同じ断熱で4.1倍違いますエアマットならR値1あたり24g前後の増加で済みます。

R値の帯×構造で見る

R値は地面からの冷えをどれだけ遮るかの指標で、大きいほど暖かい。 3シーズンならR2.5〜4.5、雪の上ならR4.5以上、というのがおおまかな目安です。 問題は、そのR値をどの構造で稼ぐか。空気の層で稼ぐのか、フォームの厚みで稼ぐのか、 あるいはその両方を抱えるのかで、同じR値でも重さがまるで違ってきます。

R値季節の目安エアマットフォーム自動膨張
R2.5未満夏・低山472.5g(32)315g(24)
R2.5〜4.53シーズン585g(42)556g(5)845g(24)
R4.5以上積雪期602.5g(64)1.25kg(3)2.50kg(16)
R値と重量が両方ある212件から計算。R値の記載が無い、または構造が判別できない38件は除外。各マスは中央値で、件数は括弧内。3件未満のマスは載せていません。

夏だけならフォームが最軽量です。R2.5未満でフォームの中央値は315g、エアマットは473gところがR値を上げていくと様子が変わります。フォームは厚みでしか断熱を稼げないので、 R値を倍にしたければ厚さも倍にするしかなく、急に重くなってR4.5以上ではほぼ収録がありません。 エアマットは違う。中に断熱材や反射層を入れて稼ぐので、R値が上がっても重さがあまり増えない。 自動膨張はフォームと空気の両方を抱えるぶん、どの帯でも最も重い構造です。

構造どういうものR値1あたり
エアマット息や袋で空気を入れる。畳むと小さい+24.1g
フォーム発泡素材の板。膨らませる手間も穴の心配も無い件数不足(243
自動膨張フォーム入りのエア。バルブを開くと自然に膨らむ件数不足(216
構造ごとの「R値1あたりの増加量」。R2.5未満とR4.5以上の帯の中央値の差を、それぞれの帯のR値の中央値の差で割った概算。どちらかの帯が5件未満の構造は出していません。

軽さの代わりに何を引き受けるか

エアマットが軽いのは、構造が薄い袋だからです。薄い袋は穴が開く。 パンクすれば断熱も寝心地もその場でゼロになるので、修理キットは必ず持つことになります。 フォームは穴が開かない。休憩時に敷く座布団にもなる。重い自動膨張には、寝心地と信頼性がある。 表の重さは「エアマットを選ぶ代わりに、穴のリスクを引き受ける」という交換条件つきの数字です。

データから拾った製品例

夏のフォーム、3シーズンと積雪期のエアマットについて、最軽量と中央値付近を集計から拾いました。 最軽量のエアマットはショート丈やミイラ型が多い。長さと幅は製品ページで確かめてください。

R値と構造で絞って探す

マット一覧ではR値と構造で絞り込めます。まず行く季節でR値の下限を決める。次にその帯の中で構造を選ぶ。 最後に軽い順に見る。この順番なら、寒くて眠れないマットを軽さだけで選んでしまう失敗を避けられます。

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